ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで仕事をしてきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、クラウドのネットワークというのが自分の性分にはあっているようです。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Avi Load Balancer導入編 (完) 名前解決も全自動!DNS連携で実現する「NoOps」なロードバランサ運用

ついにこの時が来ました。Avi Load Balancer導入記、最終回です。第1回でメモリ枯渇に怯えながらSE(Service Engine)をデプロイし、第2回でMTUの壁に阻まれてVyOSを緊急投入し、第3回でWAFによる鉄壁の防御を手に入れました。 物理・仮想・オーバーレイが繋…

Avi Load Balancerセキュリティ編 (3) 鉄壁の守り!ワンクリックで有効化する「インテリジェントWAF」でSQLインジェクションを防ぐ

ここまで、導入編、解決編と、ハマリまくってなんとか環境構築をしてきました。 最後はセキュリティです。 自宅ラボでWebサーバーを公開していると、どこからともなく怪しいスキャンが飛んできます。 /?id=1' OR '1'='1 みたいなSQLインジェクション攻撃のロ…

Avi Load Balancer解決編 (2) NSXオーバーレイの「通信できない」を救え!VyOS導入で挑むMTU問題とゲートウェイ移行の大手術

前回、Avi Load Balancerを構築し、管理画面上では「All Green」の状態まで持ち込みました。 しかし、物理ネットワーク(自分のPC)から、オーバーレイ上のVIPにアクセスしようとすると、通信がドロップしてしまいました。原因はやはり 「MTU(パケットサイ…

Avi Load Balancer導入編 (1) メモリを食いつぶす「Service Engine」をコントロール!配置戦略とサイジング

「NSXがあるなら、ロードバランサもNSXネイティブ(NSX-T LB)でいいのでは?」そう思うかもしれません。しかし、BroadcomはNSXのロード版サー機能を今後廃止予定で、Aviへの移行を推奨していますし、何より「コントローラーが脳となり、SE(実働部隊)をス…

オーバーレイのVMでパッケージインストールが固まる怪奇現象!犯人は「オーバーレイの50バイト」とMTUだった

NSX環境構築も終わり、オーバーレイ上のLinux VMでパッケージをアップデートしようとした時のことです。 dnf install bash-completion を実行した瞬間、プログレスバーが止まり、そのままタイムアウト…。「あれ? インターネットには繋がっているのに?」pin…

【NSX-T API活用】設定内容を「HTMLレポート」で可視化するPythonスクリプトを作ってみた(構成管理・Diff・移行に便利!)

NSXのオーバーレイネットワーク、分散ファイアウォール(DFW)、DHCPなどの基盤構築が完了しました。 本来なら次はロードバランサ(Avi Load Balancer)の構築に進む予定でしたが、設定が増えてくるにつれて「ある悩み」が出てきました。 「NSXの設定全体を…

NSX DHCPサービスでIPアドレス管理を自動化する

分散ファイアウォール(DFW)でガチガチに守られた安全なセグメントを手に入れましたが、そこにデプロイするVMのIPアドレスを、毎回手動で nmcli コマンドを叩いて static で設定するのでは、せっかくのVCF環境が泣きます。 クラウドなら、VMが起動した瞬間…

NSXの分散ファイアウォール(DFW)で「隣のサーバー」からの攻撃を防ぐ

前回、力技でNSX Edgeノードを構築し、オーバーレイネットワークと物理ネットワークと繋ぐことができました。 あの苦労のおかげで、今は仮想マシンからインターネットへ、そしてインターネットから仮想マシンへと、自由に通信ができる「土管(ネットワーク)…

NSX Edge死闘編:Edgeが起動しない!Nestedの限界と救世主「第11世代ノートPC」の導入

前回は、vLCMの互換性エラーや物理SSDの故障という「トラブルのデパート」状態を乗り越え、なんとかインフラの土台となる「ホスト(トランスポートノード)」へのNSXインストールを完了させました。これで、NSX Managerという「頭脳」と、命令を受け取る「体…

NSXインストール死闘編:vLCMの互換性エラーとvSANの亡霊を乗り越えろ!!

当初の予定では「NSX-Tをサクッとインストールして完了」のはずでしたが甘かったです。 今回は、Nested ESXi環境(&古い物理CPU)特有の壁に次々とぶち当たり、それを一つずつ技術的にねじ伏せていく「トラブルシューティング回」となりました。同じような…

VCFの頭脳、NSX Manager 4.2.3.1をデプロイする

ここまで、VCFライセンスの取得、物理ホストのセットアップ、そしてNested vSANによる「仮想のデータセンター」構築と進めてきました。 地ならしは終わりったので、いよいよ本丸、NSXの登場です。VMware Cloud Foundation (VCF) において、vSphereが「体」だ…

仮想空間に共有ストレージを!Nested vSANの構成とクラスタの作成

前回、物理マシン4台の上に仮想のESXi(Nested ESXi)を起動し、ついに「自宅ホロデック」の筐体が完成しました。 しかし、今のままでは単なる「4台の独立したサーバー」が並んでいるだけです。VCF (VMware Cloud Foundation) のようなクラウド基盤を組むに…

自宅ホロデック起動!物理PC 4台の上に「仮想のデータセンター」を構築する (Nested ESXi)

前回、vLCMによる物理ホストのモダンな管理基盤が整いました。 しかし、私のラボには物理ホストが4台しかありません。「4台もあるじゃないか」と言われそうですが、VCF (VMware Cloud Foundation) の検証をするには、Managementドメインで4台、Workloadドメ…

脱・レガシー運用:vSphere Lifecycle Manager (vLCM) でESXiの「あるべき姿」を管理する

インフラエンジニアにとって「パッチ適用」ほど、地味で、神経を使い、そして感謝されない作業はありません。 「動いてるんだから触るな」という外野の声と、「脆弱性あるから塞げ」というセキュリティチームの板挟みですね。VMware環境において、長らくその…

vSphere 8のセキュリティ基盤強化:vTPMとNative Key ProviderによるVM暗号化の実践と性能影響

メモリ128GB積んだHP ProDesk 600 G6が3台、64GBを積んだHP ProDesk 600 G5が1台、これが我が家の自宅ラボです。 「自宅でそんなに積んで何するの?」と聞かれますが、エンジニアにとってメモリの空き容量は心の余裕そのもの。あればあるだけ良いのです。さ…

自宅VCFホロデックの構築:vSphere 8 + vSAN 8 OSA によるVCF準拠のホームラボアーキテクチャ設計

前回、「VCF-CLD-FND」という最強のライセンスキーを手に入れました。 これでソフトウェア的には、エンタープライズ企業がデータセンターで動かしているVMware Cloud Foundation (VCF) と同等の機能が使い放題になります。しかし、自宅のラック(という名の…

【VCP特典】VMware検証ライセンスの入手とvSphere 8でのホームラボ再構築の準備

今年も残すところあとわずか、2025年も終わろうとしています。 ホームラボの検証が長らく途絶えていましたが、vExpert用に提供されていた検証用ライセンスの取得には、「VCP-VCF Administrator」が必要となり、この資格の取得に時間がかかっていたのと、停電…