ここからは、負荷分散の設定を実施していきます。
流れとしては、Pool作成、VIP作成、最後にVirtual ServiceでPoolとVIPを紐づけるというような流れになります。
構築範囲
Poolの作成
まずは、ワンアーム構成でVS、Pool、VIPを作成します。
VS:HTTP_VS_onearm
VIP:HTTP_VIP_onearm
Pool:HTTP_Pool_onearm
cent822:192.168.8.122
cent823:192.168.8.123
まずは負荷分散対象のサーバーをしているするPoolを作成します。
[Application]-[Pools]から画面右端の[CREATE POOLS]をクリックします。
以下の設定情報を入力します。途中[+ADD Active Monitor]をクリックし、[System-HTTP]を選択し[Next]をクリックします。
Name:HTTP_Pool_onearm
Load Balance:Round Robin
Active Monitor:System-HTTP
画面右にある[Select Servers by Network]をクリックします。
ここで、サーバーが接続している[DPortGroup8 - 192.168.8.0/24]を選択すると、このポートグループに接続している仮想マシンの一覧が表示されるので、今回分散対象となるサーバーにチェックを入れ、[ADD SERVERS]をクリックします。
サーバーが選択されたことを確認して[Next]をクリックします。
STEP3、STEP4はデフォルトのまま進み[SAVE]をクリックして完了します。
完了すると、Poolの一覧に作成したPoolga表示されます。
まだ、Virtual Serviceで紐づけをしていないので、Healthがグレーのままとなっています。
VIPの作成
続いてVIPを作成していきます。
[Application]-[VS VIPs]から[CREATE]をクリックします。
VIPに定義する名前を入力し、VIPsで[ADD]をクリックします。
IPv4 Addressに[192.168.8.111]を入力し[SAVE]をクリックします。
設定が完了するとVIPの一覧に作成したVIPが表示されます。
Virtual Serviceの作成
作成したPoolとVIPをVirtual Serviceに紐づけていきます。
[Application]-[Virtual Services]から[CREATE VIRTUAL SERVICE]をクリックします。
STEP1で以下の情報を入力し[Next]をクリックします。
Name:HTTP_VS_onearm
VS VIP:HTTP_VIP_onearm
Application Profile:System-HTTP
Pool:HTTP_Pool_onearm
STEP2以降はデフォルトのままで最後に[SAVE]をクリックします。
このタイミングで、サービスエンジンがデプロイされるので、ステータスがグリーンになるまで5~10分程度かかるので少し待ちます。
負荷分散動作の確認
この設定はRound Robinによる負荷分散となっているため、Firefoxであれば、F5キーによりページを更新すると、2台のサーバーで均等に負荷分散します。
負荷分散設定は以上になります。