ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

Virtual ServiceとPoolの作成

ここからは、負荷分散の設定を実施していきます。
流れとしては、Pool作成、VIP作成、最後にVirtual ServiceでPoolとVIPを紐づけるというような流れになります。

構築範囲

Poolの作成

まずは、ワンアーム構成でVS、Pool、VIPを作成します。
VS:HTTP_VS_onearm
VIP:HTTP_VIP_onearm
Pool:HTTP_Pool_onearm
   cent822:192.168.8.122
   cent823:192.168.8.123

まずは負荷分散対象のサーバーをしているするPoolを作成します。
[Application]-[Pools]から画面右端の[CREATE POOLS]をクリックします。

以下の設定情報を入力します。途中[+ADD Active Monitor]をクリックし、[System-HTTP]を選択し[Next]をクリックします。
Name:HTTP_Pool_onearm
Load Balance:Round Robin
Active Monitor:System-HTTP

画面右にある[Select Servers by Network]をクリックします。

ここで、サーバーが接続している[DPortGroup8 - 192.168.8.0/24]を選択すると、このポートグループに接続している仮想マシンの一覧が表示されるので、今回分散対象となるサーバーにチェックを入れ、[ADD SERVERS]をクリックします。

サーバーが選択されたことを確認して[Next]をクリックします。

STEP3、STEP4はデフォルトのまま進み[SAVE]をクリックして完了します。
完了すると、Poolの一覧に作成したPoolga表示されます。
まだ、Virtual Serviceで紐づけをしていないので、Healthがグレーのままとなっています。

VIPの作成

続いてVIPを作成していきます。
[Application]-[VS VIPs]から[CREATE]をクリックします。

VIPに定義する名前を入力し、VIPsで[ADD]をクリックします。

IPv4 Addressに[192.168.8.111]を入力し[SAVE]をクリックします。

設定が完了するとVIPの一覧に作成したVIPが表示されます。

Virtual Serviceの作成

作成したPoolとVIPをVirtual Serviceに紐づけていきます。
[Application]-[Virtual Services]から[CREATE VIRTUAL SERVICE]をクリックします。

STEP1で以下の情報を入力し[Next]をクリックします。
Name:HTTP_VS_onearm
VS VIP:HTTP_VIP_onearm
Application Profile:System-HTTP
Pool:HTTP_Pool_onearm

STEP2以降はデフォルトのままで最後に[SAVE]をクリックします。
このタイミングで、サービスエンジンがデプロイされるので、ステータスがグリーンになるまで5~10分程度かかるので少し待ちます。

負荷分散動作の確認

この設定はRound Robinによる負荷分散となっているため、Firefoxであれば、F5キーによりページを更新すると、2台のサーバーで均等に負荷分散します。

負荷分散設定は以上になります。