ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

vSAN環境で仮想マシンを構築してみる

先日、ホームラボ環境にvSAN環境を構築したので、さっそく仮想マシンを構築して動作確認をしてみたいと思います。
vSAN構築記事は、こちらを参照してください。
hironw.hatenablog.com

構成

vSANを構成するESXiホストの構成は以下の通りです。

ESXiホスト 3台
キャッシュ用ディスク 5GB×3本
キャパシティ用ディスク 10GB×3本


NFS接続設定

vSANデータストアにCentOSのISOファイルを格納しようとしたところ、VMDKファイルのみアップロード可能とのメッセージが表示されたため、ISOファイルを保存しているQNAPへNFS接続できる必要があります。

すでに、QNAPはNFS接続可能なように設定済みであるため、esx36~esx38の各ホストにNFS接続の設定を行います。
ストレージのアダプタから、ソフトウェアiSCSIを選択し、QNAPのIPアドレスである192.168.101.1と192.168.101.2のアドレスを追加します。

バイスを選択し、更新するとQNAPの2台が表示されました。

vSANデータストアに仮想マシンを作成

Cluster_vSANで新規仮想マシンを作成します。

仮想マシン名を「cent82」と入力して「NEXT」を選択します。

コンピューティングリソースターゲットを「Cluster_vSAN」として「NEXT」を選択します。

ストレージで、「vsanDatastore」を選択します。

互換性は、そのままで「NEXT」を選択します。

ゲストOSは、CentOS 7(64ビット)を選択し「NEXT」を選択します。

ハードウェアのカスタマイズで、データストアISOファイルから、QNAPのcentos7のISOファイルを選択します。

内容を確認して「FINISH」を選択します。

動作確認

仮想マシンの作成が完了したら、起動しインストールと設定作業を行い無事起動したことを確認しました。

apacheもインストールして、cent82に接続できることを確認しました。

問題なく、vSAN環境上に仮想マシンを構築し動作することを確認できました。