ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

ESXiホストでコアダンプターゲットを設定する

vCenterでのコンソールでESXiホストにアラートマークが出ていたので確認したところ、「コアダンプのターゲットが構成されていません。ホストのコアダンプを保存できません。」という表示が出ていたので、コアダンプの設定を実施してみます。

コアダンプは、ESXiホストの診断やテクニカル サポートを行う際に、診断情報を書き込むファイルで、事前に指定した場所に保存できるように設定しておく必要があります。
通常、診断情報を収集するパーティションは、ESXiホスト のインストール中にローカル ストレージ デバイスに作成されるのですが、今回、メッセージが表示されたので、再設定してきます。

構成

ベースのネットワーク構成はこちらになります。

コアダンプの作成

今回、アラートが出ていたのは、esx22なので、sshでログインし、コアダンプの一覧を表示してみますが、何も表示されません。
やはり、コアダンプがありませんね。

[root@esx22:~] esxcli system coredump file list
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]

それでは、以下のコマンドを実行して、コアダンプを作成します。
作成後に再度一覧表示すると、ファイルが生成されたことが確認できます。

[root@esx22:~] esxcli system coredump file add --auto
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]
[root@esx22:~] esxcli system coredump file list
Path                                                                                                     Active  Configured        Size
-------------------------------------------------------------------------------------------------------  ------  ----------  ----------
/vmfs/volumes/616bc6de-7639309c-7864-1cfd08727d86/vmkdump/003667C5-BF1D-48D9-8039-987E283BD5A4.dumpfile   false       false  2461007872
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]

続いて、コアダンプを有効化していきます。
[Active]の欄が、「true」となり有効化できました。

[root@esx22:~] esxcli system coredump file set --smart --enable true
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]
[root@esx22:~]
[root@esx22:~] esxcli system coredump file list
Path                                                                                                     Active  Configured        Size
-------------------------------------------------------------------------------------------------------  ------  ----------  ----------
/vmfs/volumes/616bc6de-7639309c-7864-1cfd08727d86/vmkdump/003667C5-BF1D-48D9-8039-987E283BD5A4.dumpfile    true        true  2461007872
[root@esx22:~]

設定後のGUI確認

画面の更新だけどアラートが消えないので、いったんログアウトしてから、再度ログインすると、アラートが消えていることを確認しました。

コアダンプの再設定は以上です。