ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

VMware Cloud on AWSのConnected VPCの作り方

VMware Cloud on AWSを新規に導入する際に、あらかじめAWSVPCを作成しておくと、Connected VPCとして接続することができます。
今回は、その手順について紹介したいと思います。

VPCの作成

まずは、AWS Management Consoleにログインし、サービスから「VPC」を検索しクリックします。
その後、「VPCを作成」というオレンジのボタンを選択します。

VPC作成画面で以下を入力します。
作成するリソース:VPCのみ
名前タグ:HOMELAB
IPv4 CIDR ブロック:IPv4 CIDRの手動入力
IPv4 CIDR:10.35.0.0/16
IPv6 CIDR ブロック:IPv6 CIDRブロックなし


正しく作成が完了すると以下のようにメッセージが表示されVPCが表示されます。

サブネットの作成

SDDCからVPCを選択する際にサブネットをの指定が必要となるため、ここでは、SDDC接続用のサブネットと、EC2を配置するサブネットの2つを作成してきます。
画面左のメニューからサブネットをクリックし、画面右の「サブネットを作成」を選択します。

サブネット作成画面が表示されたら、VPC IDの選択画面で、先ほど作成した「HOMELAB」のVPCを選択します。


1つの目サブネット情報として以下を入力します。
サブネット名:homelab-subnet01
アベイラビリティゾーン:指定なし
IPv4 VPC CIDR ブロック:10.35.0.0/16
IPv4 サブネットCIDR ブロック:10.35.1.0/24

続いて、「新しいサブネットを追加」を選択して2つ目のサブネットを情報を入力し、「サブネットを作成」を選択します。
サブネット名:homelab-subnet02
アベイラビリティゾーン:指定なし
IPv4 VPC CIDR ブロック:10.35.0.0/16
IPv4 サブネットCIDR ブロック:10.35.2.0/24

正しく作成が完了すると、以下のようにメッセージが表示されVPCが表示されます。

SDDCの作成

SDDCの作成から紹介しますが、CSPへのログインからの手順を確認したい方は、こちらの記事を参考にしてください。
hironw.hatenablog.com
まず最初に、SDDC作成の販売者の選択で、すでに富士ソフトになっているので、そのまま「次へ」を選択します。

続いてSDDCプロパティの各項目を、以下のように入力し「次へ」を選択します。
SDDC名:HOMELAB01
AWSリージョン:Asia Pacific(Osaka)
デプロイ:Single Host
ホストタイプ:I3(Local SSD

AWSアカウントの画面で「今すぐAWSに接続」を選択し、AWSアカウントの選択では「新しいAWSアカウントに接続」を選択し、「CLOUDFORMATIONテンプレートを使用して、AWSコンソールを開く」をクリックします。

先程、VPCを作成していればログインしているので、CloudFormationのスタック作成画面が表示されます。特に変更せずに画面右下の「スタックの作成」を選択します。


スタックの作成が行われている画面に遷移します。

画面右端の更新ボタンを押すと、作成完了画面に更新されます。

SDDC作成画面に戻り、先ほど作成したAWSの接続先(12桁のアカウントID)である「170530872815」を選択し「次へ」を選択します。

VPCおよびサブネットでは、先ほど作成した以下のVPCとサブネットを選び「次へ」を選択します。
VPC:10.35.0.0/16
サブネット:10.35.1.0/24

ネットワークの構成で、管理サブネットのCIDRを「10.16.0.0/23」と入力して「次へ」を選択します。

確認と承認でチェックボックスに✅を入れ「SDDCの展開」を選択します。

SDDC確認

この後、1~2時間ぐらいでSDDCの作成し、最初のInventoryの画面に表示されます。
現在の環境は、2つのSDDCまでしか作成できず、すでにFSI_LAB01、FSI_LAB02の2つがあるので、手順までの紹介となります。