ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

ホームラボ環境再構築 ④クラスタ、VDS作成

vCetnerの起動までが完了したので、ここからは、クラスタ、VDSを作成していきます。
今回の構成では、ESXiホストが3台あるので、esx23は管理用クラスタとして、VCSAを固定で配置させています。
esx21、esx22の2台を使用して、NSX-V用クラスタNSX-T用クラスタをそれぞれ作成し、登録していきます。
その後、VDSを新規作成し、VSSから移行します。

ネットワーク構成


クラスタの作成

Web ClientでvCetnerに接続し、メニューから「ホストおよびクラスタ」を選択すると、データセンターがないため新規作成していきます。まずは、画面左のvcsa31.home.localを右クリックし、新規データセンターを選択します。名前は「Datacenter」とします。

先ほど作成したDatacenterを右クリックし、新規クラスタを選択します。

クラスタの名前を「Cluster_NSXV」とし、DRSを有効にします。

確認画面で問題がなければ、完了を選択します。

作成されたクラスタから、[Cluster_NSXV]ー[構成]ー[VMware EVC]から、編集を選択します。

EVCモードの変更で、「EVCを無効化」から「Intel®ホスト用にEVCを有効化」に変更し、CPUモードを「Intel®Haswell Generation」とし、OKを選択します。

同様に「Cluster_NSXT」を作成します。

ホストの追加

クラスタの作成が完了したので、ホストを追加していきます。
先ほど作成した「Cluster_NSXT」を右クリックし、ホストの追加を選択します。

ホスト名またはIPアドレスでは、「esxi21.home.local」とし、esxi21のユーザ名、パスワードを入力します。この名前はDNSサーバに登録されている名前を使用します。また、証明書のセキュリティアラートが表示されますが、はいを選択します。

ホストサマリでNEXTを選択します。

確認画面で問題がなければ、完了を選択します。

同様に「Cluster_NSXV」にesx22のホストを追加します。

VDSの作成

左のツリーの[Datacenter]で右クリックし、[Distributed Switch]ー[新しいDistributed Swtich]を選択します。

名前は「DSwitch」とします。

バージョンは「7.0.3 - ESXi 7.0.3移行」をチェックし、次へを選択します。

設定で、アップリンク数を「4」から「8」に変更し、次へを選択します。

確認画面で問題がなければ、完了を選択します。


ポートグループの作成とホストの追加

管理用のVLAN10、iSCSI接続用のVLAN101に該当するポートグループを作成していきます。
左のツリーの[DSwitch]で右クリックし、[分散ポートグループ]ー[新規分散ポートグループ]を選択します。

名前を「DPortGroup 10」とし、次へを選択します。

設定で、VLANタイプを「なし」から「VLAN」へ変更し、VLAN IDを「10」と入力し、次へを選択します。

セキュリティは、全て「拒否」から「承諾」へ変更し、次へを選択します。

それ以降の項目はデフォルトのまま進み、確認画面で問題がなければ、完了を選択します。

同様に、「DPortGroup 101」も作成します。

DSwitchが作成されましたが、まだ利用していない状態なので、ここからホストおよびVMをVDSへ移行していきます。作成されたDSwitchを右クリックし、「ホストの追加と管理」を選択します。

タスクを選択で、「ホストの追加」を選択します。

ホストの選択で、esxi21とesxi22をチェックし、次へを選択します。

各ホストには5つのvmnicがありますが、使用しているのは、vmnic1、3なので、この2つのアップリンクの割り当てを「自動割り当て」に変更し、次へを選択します。

VMkernelアダプタの管理で、vmk0を選択し「ボートグループの割り当て」タブをクリックし「DPortGroup 10」を選択します。

同様に、vmk1を選択し「ボートグループの割り当て」タブをクリックし「DPortGroup 101」を選択します。

仮想マシンネットワークの移行はそのままで、次へを選択します。

設定の確認をして完了を選択します。

移行が完了すると、DSwitchのサマリのTopologyから接続状態を確認することができます。


クラスタとVDSの作成は以上となります。
仮想基盤の構築は完了したので、この状態で利用可能な状態となりました。
各ポートグループのGWは、2960-L3となっているので、必要に応じてVLANインターフェース、ポートグループを作成します。

この後は、NSX-V、NSX-Tを導入していきます。