ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

NSX-V 6.4.10インストール②

前回、NSX-V ManagerおよびNSX Controllerのインストールを実施しましたが、ここからは、Clusterへのインストールと初期設定を行っています。

Cluster30へのNSX-Vインストール

1.Clusterは管理系、Cluster20はNSX-T用として用意していますが、NSX-V用にCluster30とesxi25を事前に作成しておきます。NestedESXiの構築手順はこちらを参照してください。
vCetnerの「ネットワークとセキュリティ」の「インストールとアップグレード」の「ホストの準備」から「Cluster30」を選択し、「NSXのインストール」を押下します。
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インストールの続行で「はい」を選択します。
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2.インストールが完了すると、Cluster30に含まれるESXiホストにNSX-Vのバージョンが表示されます。VXLANが未設定なので、「設定」を押下します。
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VXLANの設定

1.VXLANネットワークの設定では、スイッチをVDSの「DSwitch01」、VLANは「0」、MTUを「1600」で入力します。vmknic IPアドレス指定は、IPアドレスプールを新規で作成します。
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2.VTEP用のIPプールのIPアドレス範囲として「192.168.1.46-192.168.1.50」を指定します。
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3.VXLANの設定が完了すると、Cluster30のVXLANがグリーンの状態となります。
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4.続いて、「論理ネットワークの設定」の「VXLAN設定」で、セグメントIDの「編集」を押下し、IDプールを「5000-15000」と入力します。
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トランスポートゾーンの設定

1.次に、「トランスポートゾーン」の「追加」を押下します。
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2.トランスポートゾーンの名前を「Global-TZ」、レプリケーションモードを「ユニキャスト」、クラスタの選択では「Cluster30」を選択し、「追加」を押下します。
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以上でNSX-Vの初期設定は完了となります。
次回からは、論理スイッチやESGなどを作成していきます。