前回までNSX-Tの環境を構築してきましたが、NSX-VからNSX-Tへの移行をするために、NSX-Vの環境を構築していきます。今回はインストールする前にNSX Data Centerのライセンスについて少しお話します。
NSX Data Centerライセンスは NSX-VとNSX-Tの両方兼用ライセンスだった
私も構築するまでよく理解していなかったのですが、通常、NSX Data Center for vSphereを利用している状態で、NSX-Tへ移行するので、NSX-Vのライセンスを持っている状態だと思います。
NSX-Tの導入にあたっては、新規購入するのかと思っていたのですが、実はNSX-VのライセンスキーをそのままNSX-Tで利用することができますので、通常の手順とは逆になりますが、NSX-Vのライセンスをインストールする手順を紹介します。
1.NSX-T ManagerのインストールでNSX Data Centerのライセンスをインストールしています。NSX-T Managerのデプロイ手順はこちらを参照してください。
2.vCenterの画面から「メニュー」の「管理」から「ライセンス」を選択し、「新規ライセンスの追加」を押下します。
3.NSX-Tで利用したライセンスキーを入力します。
4.ライセンス名に「NSX Data Center for vSphere」と入力します。
5.設定の確認を行いFINISHを選択し、NSX Data Centerのライセンスがインストールできました。
この後、NSX-Vのインストールを行いますが、途中でライセンスの割り当てが必要になるため、事前にライセンスの導入をしておきましょう。