VMwareの最新ソリューション情報を統合的に配信するプラットフォームである「VMware EVOLVE Online」がオープンしました。
オンデマンドセッション、ソリューション資料、ウェビナー、ハンズオンラボなど様々な情報を入手することができるサイトとなるので、私含めてじっくり見たいと思います。
このサイトは、常に新しい情報が公開されているので、一度見たらおしまいではなく、継続して情報を入手できるのでブックマークしておくのがおすすめです!!
その中でも、2021年1月18日付けでヴイエムウェア日本法人代表取締役社長に就任した山中直氏のインタビュー記事が公開されていましたので、インタビュー記事を抜粋します。
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ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長 山中 直
目指すは、「既存/新規のワークロードをどこでも稼働・展開・管理できる世界」
1.VMwareが目指しているビジョンは?
サーバの仮想化を原点として、ネットワークやストレージへ領域を広げ、Software-Defined Data Center(SDDC)というアーキテクチャに結実しました。ITにおけるサイロをブリッジしてきたということです。いよいよそのワークロードがクラウドにも展開し始めていて、新たにオンプレミスとクラウド、エッジまで抽象化していく。最終的には1つの管理コンソールから論理的なデータセンター、またはクラウドに仕立てていくというのが非常に重要と考えています。
さらに、アプリケーションのレイヤーにおいてはモノリシックなアプリケーションがあるなか、モダンアプリケーションが出てくる、ここに生まれうる新たなサイロももちろん抽象化レイヤーをかけて、管理を統合していきましょうということです。VMware Cloudという抽象化のレイヤーとVMware Tanzuという抽象化のレイヤー、この2つが重要になります。
2.日本市場に対する思いや考えは?
変革の柱は“People, Process, Technology”の3つです。
Technologyは製品やサービスという形で目の前にあることが多いので、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。一方でPeople、つまり人の想い、いかにリスクにチャレンジしていくか、いかにビジネスをリードしていくか、ITをどのように活かしたいかという部分、そして、Process、これは変革していくプロセスや仕組み、カルチャーという部分、この2つを如何に進化させていくかがすごく重要だと感じています。
我々はこれまで先進的なテクノロジーを提供してきたと自負していますし、今後も提供してまいります。ただそれだけでは不十分で、PeopleとProcessも含めてお客様またはパートナー企業様と共に変革していくということにフォーカスしたいなと考えています。
3.今後の注力ポイントは?
やはり、マルチクラウドとデジタルワークスベースの2つです。
デジタルワークスペースは、いよいよVDI(デスクトップ仮想化)からWorkspace ONE によるAny Device、そして次なるステップとしてAnywhere Workspaceの世界。どこにいても、どのデバイスでもデジタルワークスペースを通してビジネスができるようにすること。
そして、マルチクラウドを通じたインフラとアプリケーションの革新です。
お客様からも、特定のパブリッククラウドにロックされたくないという話も聞こえ始めてきました。これは、以前のサーバ仮想化と同じです。特定のハードウェアメーカーにロックされないように我々は抽象化してきました。今度は、残さざるを得ないオンプレミスを含めて如何にマルチクラウドで最適化していくか。 さらに、新しいアプリケーションも含めて複雑性が増している。この状況に対して、我々はVMware Cloud とVMware Tanzuによるプラットフォームの抽象化とアプリケーションの抽象化を推進します。
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