2022/11/15(火)に「VMware Explore 2022 Japan」が開催されましたが、業務都合でオフライン参加できなかったので、後日オンラインで参加しましたので、情報をお届けします。
今回は、3年ぶりのオフライン開催ということで、久しぶりにVMの方々、ディストリビューター、パートナーの方と会えるかと楽しみにしていただけに残念です。
ですが、オンラインでもジェネラルセッションや各種セッションを後からオンラインで視聴できるのは非常に助かります。
今回は、ジェネラルセッションの内容を紹介したいと思います。
- VMware 2022 Partner Achievenent Awardを富士ソフトが受賞
- Cloud Smart
- VMware vSphere8
- VMware vSAN8
- Project Northstar
- VMware Cloud on AWS
- VMware Tanzu Application Platform1.3
- VMware Aria
VMware 2022 Partner Achievenent Awardを富士ソフトが受賞
冒頭、代表取締役社長の山中さんから、VMworldあらため、VMware Exploreとしてマルチクラウドにフォーカスをした開催であり、カスタマー部門、パートナー部門のAward受賞の紹介がありました。
その中で、私が所属している富士ソフトが、コロナへの対応で急激なワークロードを立ち上げる必要があるお客様に対して、VMware Cloud on AWSベースで、ライフサイクルを通してサポートしたということで、VMware 2022 Partner Achievement Award部門でLifecycle Service Awardを受賞しました!!
私自身もVMware Cloud on AWSのシステム導入に携わったので、引き続きお客様のビジネスに貢献できるエンジニアとして頑張っていこうと思います。
Cloud Smart
現在のインフラ環境は、Amazon AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなど様々なクラウドサービスが提供されているが、どのサービスを選択していいのか判断することが難しい、「CLOUD CHAOS」の状態になっている。
これを解決するためにオンプレやクラウドにとらわれることなく、アプリケーションの実行環境にあったものを選択する「CLOUD SMART」になっていくべきであり、実現するための3つの変化が紹介されました。
そしてこれをさらに進めるためにVMwareとしては、製品のラインナップを増強しました。
VMware vSphere8
すでに正式リリースされており利用可能な状態となりました。
主なアップデートとしてパフォーマンスの向上、Kubernetesベースのインターフェース採用、マルチクラウド環境の最適化などがあります。
VMware vSAN8
vSANはパフォーマンスが最大4倍まで向上、スナップショット耐障害性の向上が実現できるようになりました。
Project Northstar
テックプレビューとして紹介されたProject Northstarでは、マルチ環境にわたるネットワークやセキュリティに対して、ポリシー管理、分析機能、End to Endの可視性を提供しています。
VMware Cloud on AWS
大きく3つの発表がありました。
ホストに追加することなく、柔軟にストレージを拡張をすることが可能なAmazon FSX for NetApp ONTAPや、リソースを必要な分だけ購入して構成することが可能なVMware Cloud Flex Compute、さらに、業界初となるランサムウェアからの復旧を目的としたAs a ServiceであるVMware Ransomware Recoveryが紹介されました。
VMware Tanzu Application Platform1.3
すでに先月リリース済みとなりますが、バージョン1.3では、RedHat OpenShiftに対応しました。また、インターネットに接続していないエアギャップでのインストールのサポートなども可能になっています。
さらに、VMware Carbon Black Cloudと統合して脆弱性スキャナーのエコシステムも拡大しています。
VMware Aria
あらゆるクラウドを対象とするクラウドネイティブアプリケーションを統合管理するVMware Ariaが発表されました。
Ariaでは、コスト、運用管理、自動化といった様々な機能を提供しており、VMware Aria Hubに接続し、そこから必要な情報を抽出しダッシュボードに表示することが可能です。
いままで、VMC、NSXに関わることが多かったのですが、Tanzuに興味が湧いてきたので検証環境を作って紹介できたらなと思います。