ネットワークエンジニアのITブログ

長らくネットワークで生活してきましたが、ここ数年クラウドとサーバー系に触れる機会が増えて、日々成長しています。最近のお気に入りはNSXALBとGoogle Cloud。

国内ネットワーク仮想化市場でVMwareがシェア首位を維持

IDC Japanが2021年9月7日に、SDN(Software-Defined Network)に代表されるネットワーク仮想化/自動化の主要構成要素となる、国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場に関する2020年のベンダーシェアを発表しました。

www.idc.com

 

首位のVMwareは、コロナ禍においてオンプレミスデータセンターへの投資を保留する企業が相次ぐ中で、VMware Cloud on AWSに代表されるパブリッククラウド上で、VMware環境を稼働するソリューションにおいて、ネットワーク仮想化/自動化プラットフォームの売り上げを伸ばしプラス成長を維持しました。

市場を提供形態別で分類したNVO(Network Virtualization Overlay)ソフトウェア市場においては、2020年も71.8%という圧倒的なシェアを獲得しており、同社のVMware NSX Data Centerは、オンプレ、クラウド、コンテナなど様々な環境で利用されており、引き続きさらなる機能強化やセキュリティ機能の充実などが楽しみな製品です。

なお、今後は、ネットワーク運用管理の効率化や自動化、可視化に伴うセキュリティ強化など次のステップに移行してきており、ネットワークの構築だけではなく、運用管理のスペシャリストとしての能力も必要になってきているので、クラウド、自動化というキーワードに注目していきたいです。

 

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